水戸を中心とした当事者研究の会です。
2018年の春から始まりました。
当事者研究とは……
北海道の「浦河べてるの家」で始まった、取り組みです。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)や、認知行動療法などが基礎となっています。
特徴は、カウンセラーや支援職をメインにせず、当事者と参加者全員で行うという点です。
参加者の困りごと(=研究テーマ)について、ホワイトボードに可視化しながら、みんなで研究して行きます。
「悩み事」や「困り事」は、一人で考えこむと、負のスパイラルにはまりがちです。
ここは、ひとりだけではなく当事者同士の場です。
複数人で、「個人」ではなく、「悩み事」や「困り事」そのものについて話し合うことによって、より客観的に問題へ向き合いやすい環境を作っています。
当初は、精神障害の当事者や、その家族に向けて行われていました。
ですが、現在はその垣根を越えて、「子育ての当事者研究」「支援職の当事者研究」など、さまざまな当事者研究が行われています。
「(み)とうじしゃけんきゅう会」は、「なんかモヤモヤする人」や、「なんか生きづらい人」の
当事者さん、そしてその周辺の方々が参加できる当事者研究です。
もちろん、「とりあえず見学だけ」も大歓迎。
気になったらお気軽にメッセージください。
ひきこもりさんも八方美人さんも依存症さんも、無職さんも社畜さんも、障害ある方も宇宙人も、犬でも牛でも誰でも彼でもおいでませ。
悩み始めたらみんな「当事者」さんです。
犬、猫、カタツムリ、亀、だいたいの生き物が好きです。
家には猫2匹、犬2匹、カタツムリ約40匹がいます。(2021.8現在)
マヨネーズとわさびが苦手です。
夏より冬派。
スマホの漫画アプリは4個くらい入ってます。
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シングルマザーで、精神疾患だった母のケアをして育ちました。
小学校3年生ごろから不登校で、中学校以降は感情のコントロールが効かず、私自身も母の通っていた精神科で診てもらうこともありました。
高校からは本格的に通院しており、大学は学内の保健管理センターに「精神科」があるところを選びました。
卒業直前に精神面の不調が悪化し、短期間の入院を経験しています。
ですが、シングルマザーで家が大変だというのはよくあることだし、不登校といっても全く通学していなかったわけではないし、大学にも行けたし……と思っていたので、自分の大変さをはっきり自覚したのは、入院する少し前くらいです。
大学卒業後、就職したものの不調で続かず、生活のために役所へ行き、「障害者手帳の取得」「入籍」という2つの手続きをしました。
この判断は本当にファインプレーだったと、今でも考えています。
手帳を取得したことで現在、障害者雇用により、素晴らしい職場で働くことが出来ています。
結婚は特に考えていなかったのですが、10年以上の付き合いになる夫と、義母の支えで、今はそれなりに楽しく生活しています。
「みとうじしゃ研究会」は、夫や義母の勧めにより立ち上げました。
運営も私一人では追い付かず、家族や、メンバーたちと協力して行なっています。
いろいろな人と出会うことで、共感や、人への信頼、孤独感が和らぐ……等々、私にも得られたものがいっぱいあります。
私も自覚がなかなか持てなかったこともあり、「生きづらさってなんだろう?」「私は本当に大変だったんだろうか……」と思う方も多いのではないかと思っています。
もちろん、「つらくて耐えられなくて誰かと話したい」「安全な居場所が欲しい」という方もいらっしゃると思います。
また、「自分自身はつらくないけど、身近な人とのかかわり方を考えたい」「さまざまな人を理解できるようになりたい」「自助グループについて学びたい」といった方もいるかもしれません。
「生きづらさにかかわる」という選択をした以上、みんな「当事者」である……と、私は考えます。
だれかにちょっと、「あ、来てよかったかも……?」という出会いになればいいなあ、という気持ちで運営しています。
(でも、いつか「私も運営したい!」という人が増えて、私の仕事が無くなって、楽~に一参加者としてかかわることが私の夢です。笑)